小川糸さんといえば『ライオンのおやつ』や『ツバキ文具店』などを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
以前から書店で見かけたり、友人に勧めてもらったりしていたので、小川糸さんの作品が気になっていました。そうしたなかで、先日『とわの庭』を書店で見かけ、表紙の雰囲気や帯に書かれている紹介文が気になり購入。
このような経緯から、今回は小川糸著『とわの庭』を紹介します。ご興味のある方は、ご一読いただけると幸いです。
『とわの庭』あらすじ
小川糸『とわの庭』(新潮文庫刊)
この物語の主人公は、少女のとわ。
母と二人暮らしの家には、とわの庭がある。木花が生え、鳥や虫など生き物が集まる。そんな素敵な家で母と過ごす時間が大好きだった。
しかし、その生活は少しずつ崩れていく…。
作者 | 出版社 | 発売 |
小川糸 | 新潮社 | 2023年 |
『とわの庭』読書感想
読了後、不思議な感覚でした。温かさを感じつつも、考えさせられる内容だと思います。愛情とは、社会とは、生きることとは…。
表紙を見て手に取ったときには、まったく想像していなかったストーリー展開でした。ファンタジーのような、サスペンスのような、ホラーのような…人によって捉え方はさまざまだと思います。私は「感動した」「面白かった」などのように、一言では表せない読了感がありました。
また、気になるポイントがいくつかあり、再読したところ「なるほど、こういうことか」といった発見も。もしかしたら、私が見落としていたり、読む人によって考察が異なる部分があったりしそうなので、『とわの庭』を読まれた方と意見交換したいと思いました。
『とわの庭』とあわせて楽しみたい作品
『とわの庭』とあわせて楽しみたい作品は、同じく小川糸さんの『ライオンのおやつ』です。
作者 | 出版社 | 発売 |
小川糸 | ポプラ社 | 2019年 |
前々から読みたいと思っていたのですが、命に関する内容とのことで、心の準備に時間がかかっていまして(^^;
ただ『とわの庭』を読んで、『ライオンのおやつ』も想像以上の読了感を得られそうだと思い、心の準備が整いました。いや、早く読みたいです!
まとめ
今回は小川糸著『とわの庭』を紹介しました。
一言ではまとめられない、さまざまな感情に包まれる作品だと思います。じっくり物語や自分と向き合いたいという方は、ぜひ読んでみてください。
きっと、とわの幸せを願わずにはいられなくなるでしょう。
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